超個人的読書記録 ――時間のある時のみ感想も(ネタバレ注意!)
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古書店『無窮堂』の若き当主、真志喜とその友人で同じ業界に身を置く瀬名垣。二人は幼い頃から、密かな罪の意識をずっと共有してきた――。
瀬名垣の父親は「せどり屋」とよばれる古書界の嫌われ者だったが、その才能を見抜いた真志喜の祖父に目をかけられたことで、幼い二人は兄弟のように育ったのだ。しかし、ある夏の午後起きた事件によって、二人の関係は大きく変わっていき……。
透明な硝子の文体に包まれた濃密な感情。月光の中で一瞬魅せる、魚の跳躍のようなきらめきを映し出した物語。
このお話大好きです・・・!ラブ!
「水底の魚」
まず、真志喜が好きです。
若いことを侮られないようにするために、着流しを着る。でも足元はビーチサンダル、みたいな・・・!(笑)超ツボです。
しゃべり方も大好き!一人称が『私』なのがいいよね!
瀬名垣も好きです。あいつは間違いなく腹黒ですよね。(ぇ)
服の趣味が微妙そうでいて、でもきっちりとめかし込んでいるところとか、いいです。ツナギとか着ちゃうって、いいね!
布団の縁を重ねるところとか、可愛いです。(笑)
瀬名垣は真志喜に優しくって、なんだかきゅんきゅんしてしまいます。
二人の危うい関係にどきどき。色んな意味で。(笑)
とくに、理由をつけないと会いにこなかった瀬名垣が、
「おまえに会いたくなったから来た」
ってところが、凄く好き。
その変化に対応できなくて、戸惑ってしまう真志喜に対して、甘くなっちゃうところも大好き。
真志喜がそれで安心するのなら、これからも瀬名垣はいくらでも「罪」を捏造し、「理由」を盾に取ってそばに居続けるだろう。
たいっちゃん・・・!
あと、真志喜が瀬名垣のこと「太一」って呼ぶところも好きだなー。
「水に沈んだ私の村」
高校時代のお話。こういうのもだいっ好きです!
先生を脅してプールに侵入、さらに夜の学校で宴会、なんて・・・!さすが腹黒瀬名垣!
みすずちゃんと、秀郎も好きです。可愛いよね。
皆凄い常識をものともしないワルぶりですが、それに馴染んでしまっている真志喜がまた、可笑しくって笑えてしまいます。
順応性が高いというよりは、昔から免疫が付いているせいなのでしょうね。
プールサイドで黙々と本を読んでいる辺り、良いと思います。プールサイドまできたのに、読書!(笑)
あさのさんの解説も付いていて、凄くよかったです。
瀬名垣と真志喜はまさに月の夜の光と影だ。共に並びながら、決して一つになれない。求めながら拒み、拒みながら望む。
本当に、そうだよなぁ。
求めているなら、それを相手に伝えちゃえばいいのに、二人とも決してそうしようとはせず、罪のせいだとか、ごちゃごちゃ考えて、いつまで経っても煮え切らないんですよねぇ。
うん、でもそういうところが好きです。(結局)
この話はBLだっていう意見もありますけれど、私はそうとは思わないのですが、一般的にはどう目に映るのでしょうか。
確かに、瀬名垣と真志喜の関係は色々とあれですが(・・・)BLではないんじゃないかなぁと私は思うわけです。
恋とか愛とか、そういうものとは別次元の事柄に思えてしまいます。
本当に、もっと早くに読んでれば良かったなぁ・・・!
そんな風に、心から思える作品でした。
「水底の魚」
まず、真志喜が好きです。
若いことを侮られないようにするために、着流しを着る。でも足元はビーチサンダル、みたいな・・・!(笑)超ツボです。
しゃべり方も大好き!一人称が『私』なのがいいよね!
瀬名垣も好きです。あいつは間違いなく腹黒ですよね。(ぇ)
服の趣味が微妙そうでいて、でもきっちりとめかし込んでいるところとか、いいです。ツナギとか着ちゃうって、いいね!
布団の縁を重ねるところとか、可愛いです。(笑)
瀬名垣は真志喜に優しくって、なんだかきゅんきゅんしてしまいます。
二人の危うい関係にどきどき。色んな意味で。(笑)
とくに、理由をつけないと会いにこなかった瀬名垣が、
「おまえに会いたくなったから来た」
ってところが、凄く好き。
その変化に対応できなくて、戸惑ってしまう真志喜に対して、甘くなっちゃうところも大好き。
真志喜がそれで安心するのなら、これからも瀬名垣はいくらでも「罪」を捏造し、「理由」を盾に取ってそばに居続けるだろう。
たいっちゃん・・・!
あと、真志喜が瀬名垣のこと「太一」って呼ぶところも好きだなー。
「水に沈んだ私の村」
高校時代のお話。こういうのもだいっ好きです!
先生を脅してプールに侵入、さらに夜の学校で宴会、なんて・・・!さすが腹黒瀬名垣!
みすずちゃんと、秀郎も好きです。可愛いよね。
皆凄い常識をものともしないワルぶりですが、それに馴染んでしまっている真志喜がまた、可笑しくって笑えてしまいます。
順応性が高いというよりは、昔から免疫が付いているせいなのでしょうね。
プールサイドで黙々と本を読んでいる辺り、良いと思います。プールサイドまできたのに、読書!(笑)
あさのさんの解説も付いていて、凄くよかったです。
瀬名垣と真志喜はまさに月の夜の光と影だ。共に並びながら、決して一つになれない。求めながら拒み、拒みながら望む。
本当に、そうだよなぁ。
求めているなら、それを相手に伝えちゃえばいいのに、二人とも決してそうしようとはせず、罪のせいだとか、ごちゃごちゃ考えて、いつまで経っても煮え切らないんですよねぇ。
うん、でもそういうところが好きです。(結局)
この話はBLだっていう意見もありますけれど、私はそうとは思わないのですが、一般的にはどう目に映るのでしょうか。
確かに、瀬名垣と真志喜の関係は色々とあれですが(・・・)BLではないんじゃないかなぁと私は思うわけです。
恋とか愛とか、そういうものとは別次元の事柄に思えてしまいます。
本当に、もっと早くに読んでれば良かったなぁ・・・!
そんな風に、心から思える作品でした。
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