少年舞妓・千代菊がゆく！ お座敷にいきたくない！

奈波はるか

祇園にとっての一大イベント、都おどりが始まった。本当は男だけど、舞妓を続けている千代菊も参加している。
そこへ初恋の相手である紫堂薫が現れた。東京から千代菊の舞台を観にきてくれたのだ。
ところが、千代菊に惚れ込んでいる客・楡崎がそれを見ていたらしい。嫉妬にかられた楡崎は、千代菊をモノにしようと強引な手段にでる。深夜の社長室で、千代菊の着物をむりやり脱がせて・・・・・・！？

今回で二十巻となる少年舞妓シリーズです！

なんだか知ってる話だなぁと思ったけれど、以前出てた巻のニレヴァージョン的なカンジですね。前のは紫堂でしたよね。
初めての都おどりっていう時点で「あれ？」と思ったのですけれど、前出ていた話の方が時間枠が先だったのですね。それに追いついた、という形だと判断致しました。

今回は少しつっこみたい気分がふつふつと・・・
千代菊がニレさまに襲われます。
夜の社長室で・・・というシチュエーションは良いです！最高です！（笑）
ですけれど、軽くニレさまに引きました。ニレ、駄目だよ、そんなことしちゃ。めっ！
宗方さんが止めに入ってくれたからいいものの、本当に、ニレさんにはしっかりして欲しいです。自分の立場をわきまえろってんだ！
やはり男は紳士じゃないと。

トラウマになってお座敷恐怖症になってしまう千代菊。
登校拒否の少女を見ているような気持ちで、はらはらしてしまいました。
でも、千代菊に拒否られてショック受けてめちゃくちゃ落ち込むニレさまっていうのも、もっと堪能したかったなぁ・・・。（ドS）

で、結局千代菊は許してしまうのですけど・・・
いいのか！？
そんな簡単に許しちゃって、いいのか千代菊！
私は力いっぱい言いたい気分になりましたよ。
男はオオカミなんだから！あんまり優しくし過ぎたら、つけあがるよ！？

こんなかんじでニレさまのことばかり書いておりますが、見ておわかりの通り、私は紫堂派ではなく楡崎派の人間です！
紫堂派の方も結構いらっしゃるようですけれど、私は断然楡崎派ですねっ！
一途な片想いもいいですけど、ニレさまみたいに手段を選ばない強引さに女はコロッといっちゃうものなのですよね・・・！３２歳の御曹司っていうのもポイントが高いです！
紫堂くんもかっこいいんですけどね。
ただ単に私がオヤジ好きっていうだけかもしれないです。ニレさまにオヤジなんて言ったら失礼ですが、オヤジですもんね。（ぇ）

まぁそんなかんじで、今回も楽しませてもらいました！