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超個人的読書記録 ――時間のある時のみ感想も(ネタバレ注意!)
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想いは遙かなる茶都へ―彩雲国物語
雪乃紗衣

彩雲国の王様・紫劉輝の特別措置で、酷使同期合格者の杜影月と二人一緒に、茶州州牧に任命された紅秀麗。けれど赴任先の茶州は今もっとも内政の荒れている土地で、彩七家の末席を占める地元の豪族・茶家と、王命を受けた州府の官吏たちが睨み合う一触即発の危険地帯なのだった。万が一の事態を避けて、隠密の長旅の末に茶州へ入った秀麗一行だったが、そんなにうまくコトが運ぶはずもなく……!? 極彩色ファンタジー第4弾!

図書館にずいぶん先の巻まで予約しているのですが、何故かこの4巻よりも5巻が先に私の手元に来まして…(汗)そのため、4巻は購入いたしました。
けれど実は買った前日に、図書館から電話があって、母が私に伝えるのを忘れていたっていう出来事があったのですけど…まぁ、いいんです、別に。
友達は4巻はそんなに面白くないと言っていたのですが、すっごく面白かった…!面白くないって言ってたのはたぶん、その友達が劉輝びいきだったからだと思われます。(笑)だって、劉輝、全然出て来ないものね。

秀麗はほんとに愛されているなぁと思います。
黎深さんを思い出してうっとりしてしまいました…!紅家直系の、お嬢様だものね。いくら賃仕事に慣れていようと、倹約家であろうと…

彩雲国物語は政治的な権力争いなどが結構大きく取り扱われている(と私は思っている)のですが、これだけ物騒な話でも読んでいて安心できるのは、秀麗が守られていて安全でいられるとわかるからじゃないのかなぁと思います。
ハラハラさせるところはさせて、しめるところでぎゅっとしめる!てカンジでしょうか。絶妙です。好きです。

今回一番驚かされたのは、ラストです。
千夜さんの正体は出て来た時からそうじゃないかなぁと思ってはいたのですが、秀麗が…!
あいつ、悪い奴だよ!?そばに静蘭っていうめちゃくちゃ良い男がいるっていうのに、よりにもよってあんな奴を!?秀麗、しっかり!
あんなやつよりは莫迦殿の方がまだマシだよ!?(酷い言いよう…)
あぁでも劉輝はのんき(?)に王都だし、頼りにならねぇなぁもうっ!

ええい、静蘭!あんな奴、叩き潰してやれ!劉輝なんかに遠慮してやる必要はないさ!「私のほうがずっとましです」なんて控えめな言い方しなくていいよ!そんな押しの弱いところも好きだけれど…!(なんだそりゃ)

そういうわけで、4巻読了後は静蘭が一押しです。誤解のないように言いますと、劉輝も好きですよ。好きなんですよ…?

影月くんと香鈴ちゃんも、ちょっと良いカンジなのでしょうか。ほのぼのしていいです。

静蘭と燕青の過去も垣間見れて、なんだか嬉しかったです。秀麗の前での蕩ける微笑を浮かべる静蘭も好きですが、燕青の前での口悪い静蘭も大好きです!

はぁ…ほんとに、大丈夫なの!?と続きが気になる巻でした。今回は次の巻が手元にあるので、続いて読もうと思っております!
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