彩雲国物語 漆黒の月の宴

雪乃紗衣

王命をうけて茶州の州牧となった紅秀麗一行は、ひたすら茶州州都・琥璉入りをめざす。というのも指定期間内に正式に着任できなければ、官吏としての地位を剥奪されてしまうのだ。新州牧の介入を快く思わない地元の豪族・茶家の妨害工作にもめげず、いちかばちかの勝負に出た秀麗の前に、ふかしぎな理屈で愛をささやく危険な男・茶朔洵が再び現れて……！？意外な結末に瞠目せよ！　極彩色ファンタジー、衝撃の第5弾！

4巻5巻と、一気に読みました…夜遅くまで。ちょっとしんどい＆ビミョーに内容覚えてない。（なら感想書こうとするなよ）

『意外な結末に瞠目せよ！』とのふれこみですが、別にそれほど瞠目するようなことはなかったような…？

さっくん（朔洵）は、なんだか思ってたよりかわいそうな奴でした…悪い奴だなんて言って、ごめんよさっくん！でも、悪い奴だよね？
劉輝だって、一歩間違えればさっくんみたくなる可能性があったんだもの。あぁ、劉輝って、恵まれてるな。
私の記憶に間違いがなければ、楸瑛と劉輝がなにやら怪しげな会話を交わしていたかのように思えたのですが…気のせいですかね。
『愛してる』とか『何番目に好きか？』とか『大好きですよ』とか、そんな会話が繰り広げられていたように思うのですが、気のせいですよね…！？
…っていうか、イチイチ反応しちゃうから駄目なんだろうなぁ…
ついついそっちの方向にも取れるんじゃないかと、可能性を探ってしまいます。（コラ）
でもまぁ、大好きと言ってくれる相手がそばにいて、ほんとに良かったね。

茶家のほうも、ようやく落ち着いて…。鴛洵のじいちゃんは、もう出てこないのかしら。なんだかちょっとさびしいなぁ…。霄のじいちゃんも、寂しいんじゃないのかなぁ。

それにしても、時代のせいなのか、私には理解のできない世界です。
鴛洵のじいちゃんは霄のじいちゃんに殺されたかったとかいうし、
さっくんだって、別にあんな賭けなんてすることなかったのに。
たった一人の人を見つけたからといって、他になにもいらないと思えたからといって、そのまま激しく燃え尽きてたった一人で逝く必要なんてなかったのに。
男の浪漫ってやつなんでしょうか。
でも、そういうちょっと良くわからないカンジの雰囲気も好きです。きっと男の子にしかわからないのよね。

浪漫で思い出しました。無駄毛。（笑）
無駄毛トークには笑わされました。静蘭も無駄毛処理とかしてるんですね。（ぇ）
うんでもあの美形に無駄毛はちょっと合わないような気もします。でも、いいと思いますけれどねぇ…無駄毛も。（とかちょっと燕青を擁護してみた/笑）
真剣にきいてしまう影月くんが可愛かったです。

影月くんと秀麗の新州牧としての働きも、これから楽しみです。燕青と鄭補佐も加わって、どんな茶州にしていくのでしょう。
けれどもやはり、影月くんと秀麗はまだまだ甘いんじゃないかなぁと思います…。特に秀麗。守られる存在であるのは家柄上絶対なことですが、なんかもっと先を見越しておかないと駄目なんじゃないかなぁと。燕青の宿題の答え、影月くんはだいぶ早くにわかっていたけど秀麗もちゃんとわかっているのかしら。いや、ていうか、私がイマイチわからないのですが…（汗）

さぁて、今回はお情け程度にちょこちょこ出現してきた劉輝ですが、そろそろ取り組むべき問題が浮上してきましたね！
お世継ぎ問題……！
さぁ、そろそろ観念してお嫁さんもらいなよ！　秀麗にその気はないのだから、いい加減諦めたらどうなんだい？　しつこい男は嫌われるよー。　などなど、最後の方を読みながら一人でニヤニヤしてしまいました。（笑）
劉輝がかわいそうな目にあうのは大好きです。（笑）これも、愛ゆえです。（歪んだ愛）

『二番目に好き』と言われて、反応に困っちゃう静蘭もかわいかったなぁ…。秀麗は静蘭に本気で迫られたらドキッとしちゃうとか言ってましたけど、本気になった静蘭にかかればさすがの秀麗でも落とされちゃうと思いますよ！
この秀麗をめぐる兄弟対決は、是非とも見てみたいものです。

それにしても、彩雲国に関して書こうとすると、パソコンの変換が全然おっつかない……（汗）
パソコンに軽く切れながらも、普通ならこんな漢字変換させないもんな、と半ばあきらめぎみで、大人しく辞書登録しています。（笑）