精霊の守り人

上橋菜穂子

老練な女用心棒バルサは、新ヨゴ皇国の二ノ妃から皇子チャグムを託される。精霊の卵を宿した息子を疎み、父帝が差し向けてくる刺客や、異界の魔物から幼いチャグムを守るため、バルサは身体を張って戦い続ける。建国神話の秘密、先住民の伝承など文化人類学者らしい緻密な世界構築が評判を呼び、数多くの受賞歴を誇るロングセラーがついに文庫化。痛快で新しい冒険シリーズが今始まる。

ずっと気になっていたのですが、ようやく読めました！

チャグムがいい！ときいていたので、チャグムに注目しながら読んでいたのですが…うーん、悪くないけど…うん、可愛いと思います。11歳だもんね。まだ可愛い盛りだよね。個人的には13歳～18歳くらいが好きなので、もう少し成長した姿とあわせて見たいです（笑）。
勝手にチャグムを金髪碧眼だと思っていた。黒髪だよね…（汗）皇子＝金髪碧眼という勝手な妄想。

どちらかというとキャラクターについてあまり思うところがなくって（いや、キャラクターも魅力的なのですがね）、それよりも物語の展開と世界観に圧倒されていました。
実はファンタジー苦手なのですが（結構読んでるのに！）、それが何故かって言うと異世界の設定や用語を覚えなければならないからで…！め、面倒くさい！（こら）そこで躓いてしまってあまりスラスラ読めずにあきらめてしまった書物がいくつかあります。で、守り人も最初のほうは結構しんどいなぁと思ったのですが、だんだん物語世界の中に引き込まれていきました。こういうのがファンタジー小説っていうんだろうなぁ。凄い。

読み終わって凄く寂しかった…どうやら10冊ほどのシリーズだそうなので、続きも読もうと思います。あと、アニメも見なきゃ！