うそうそ

畠中恵

日本橋の大店の若だんな・一太郎は、摩訶不思議な妖怪に守られながら、今日も元気に（？）寝込んでいた。その上、病だけでは足りず頭に怪我まで負ったため、主に大甘の二人の手代、兄・松之助と箱根へ湯治に行くことに！初めての旅に張り切る若だんなだったが、誘拐事件、天狗の襲撃、謎の少女の出現と、旅の雲行きはどんどん怪しくなっていき…。大好評「しゃばけ」シリーズ第五弾。

シリーズで二作目の長編ですかね？
若だんなは相変わらず病弱で…せっせと死にかけているっていう表現に思わずふきだしてしまいます。（笑）
丈夫になるため湯治に出かけたにもかかわらず、命を狙われるわ湯には入ってないわ兄やたちとははぐれるわ、踏んだりけったりの展開です。

私的に今回は佐助が良かったと思います…天狗と戦いながら若だんなに説教をするところとか、かなり笑った。「若だんなと話してるってぇのに！」ってあんた、若だんなに説教するよりもさ、天狗やっつける方が先でしょうが！ほんと若だんなのことが第一で、二、三が無いんだもんなぁ。
あと、「あの馬鹿！　仁吉は、何をやってるんだ、役に立たない」発言にも爆笑…や、役に立たないとか、言っちゃだめだよ！っていうかアンタも同罪でしょうが！
私はどうやら人をこき下ろす様にときめくらしい…阿部のクソレフトしかり。（笑）

ていうか、若だんなのことで喧嘩する手代たちっていうのが見てみたいな～と思いました。きっと若だんなが寝静まった後で、二人で反省会とか開くんだよ！そんでもってお互いにめっためたに言い合ってるうちにだんだん若だんなの愚痴になって、最終的には若だんな褒め出して（何故に…）どっちの方が若だんなを大事に思ってるかって喧嘩になるんだよ！
膨らむ妄想…（痛）

秋にあるドラマも（ドキドキしますが…）楽しみです！
続きの巻も読もうと思います～。