超個人的読書記録 ――時間のある時のみ感想も(ネタバレ注意!)
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森見登美彦
あの名作が、京の都に甦る!?暴走する恋と友情――若き文士・森見登美彦の近代文学リミックス集!その時、彼の腕を通りすがりの女性が必死で掴み、「ちょっとすいません!」と叫んだ。思わず見返した相手は驚くほどに可憐な乙女であり、目に涙を溜めている。芽野は決して女性に腕を掴まれたぐらいでのぼせ上がるような人間ではないけれども、理由を聞く前から彼女の涙にもらい泣きしていた。(「走れメロス」より)異様なテンションで京都の街を突っ走る表題作をはじめ、先達への敬意(リスペクト)が切なさと笑いをさそう、五つの傑作短編。 山月記/薮の中/走れメロス/桜の森の満開の下/百物語を収録。
「友のために君は踊れるか?」(図書館警察長官)
「『美しく青きドナウ』に、ブリーフ一丁だと! なんということを! 全裸よりも破廉恥だ!」(芽野)
「俺の親友が、そう簡単に約束を守ると思うなよ」(芹名)
電車の中で読んでいたのだけど、笑いをこらえるのが大変でした。
森見さんのこういうのりって、漫画で言うとうすた京介に似てるような気がするなぁ。(うすたさん好き。マサルさんとか)つまり、ギャグ漫画ののりだな!
やはり一番は表題作だと思います。
桃色ブリーフを一枚身に着けて、『美しく青きドナウ』をBGMに踊ることは、全裸よりも破廉恥なのだろうかと真剣に考えてしまった。でもそう言われると、ブリーフ一枚というのはなんとなく全裸よりも破廉恥な気がしてくる。(笑)
「これは信頼しないという形をとった信頼、友情に見えない友情だ」というせりふに目からうろこでした。芹名は芽野のことを良くわかっていて、芽野がむざむざ約束を守ることを潔しとしないと信じている。芽野はその信頼にこたえるべく、何が何でも約束を唾棄しようと奮闘する。たしかに、これは友情ではないか!?(何かおかしい気もしないではないけれど)(詭弁論部に毒されている…)
原作を考えるとほんと笑えてくる…でも物語の根底は同じな(ような気がしてくる)のだから、凄いよなぁ。
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「『美しく青きドナウ』に、ブリーフ一丁だと! なんということを! 全裸よりも破廉恥だ!」(芽野)
「俺の親友が、そう簡単に約束を守ると思うなよ」(芹名)
電車の中で読んでいたのだけど、笑いをこらえるのが大変でした。
森見さんのこういうのりって、漫画で言うとうすた京介に似てるような気がするなぁ。(うすたさん好き。マサルさんとか)つまり、ギャグ漫画ののりだな!
やはり一番は表題作だと思います。
桃色ブリーフを一枚身に着けて、『美しく青きドナウ』をBGMに踊ることは、全裸よりも破廉恥なのだろうかと真剣に考えてしまった。でもそう言われると、ブリーフ一枚というのはなんとなく全裸よりも破廉恥な気がしてくる。(笑)
「これは信頼しないという形をとった信頼、友情に見えない友情だ」というせりふに目からうろこでした。芹名は芽野のことを良くわかっていて、芽野がむざむざ約束を守ることを潔しとしないと信じている。芽野はその信頼にこたえるべく、何が何でも約束を唾棄しようと奮闘する。たしかに、これは友情ではないか!?(何かおかしい気もしないではないけれど)(詭弁論部に毒されている…)
原作を考えるとほんと笑えてくる…でも物語の根底は同じな(ような気がしてくる)のだから、凄いよなぁ。