陰日向に咲く

劇団ひとり

ホームレスを切望するサラリーマン、老婆を騙そうとする小心ギャンブラーら、落ちこぼれたちの純真を愛と笑いで包み込んだ珠玉の連作小説。お笑い芸人として活躍する著者のデビュー作。

頑張って書いたんだなぁ、ひとり…（しみじみ）
お笑い芸人の書く話なんて絶対読むものかとかなり馬鹿にしていたのですが、いいよとすすめられたのもあって読みました。
うん、頑張ったなぁ、ひとり…

ただやっぱりお笑いのひとだから、普通の文芸書とかのつもりで読むと、オチにイラッとくるかもしれない。私の中ですごくこの物語に対するハードルがあがっていたので、なんだか色々つっこみたくなってしまいました。色んな設定に「おいそれ今考えたんじゃねぇのか？」と思ったりしてしまった…。感嘆というよりは、なんか悔しくて騙されたという気に。

うん、でも、頑張ったんだなぁと思いましたよ。