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超個人的読書記録 ――時間のある時のみ感想も(ネタバレ注意!)
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逡巡という名のカノン
秋月こお

引き出しの奥に隠されていた圭の赤い革の日記。そこには、悠季も知らなかった天才指揮者・桐ノ院圭の音楽活動への苦悩が明かされていた!商業主義への反発と悠季との愛と音楽に満ちた理想の生活との狭間で揺れる圭。誕生日には二人で熱く甘い夜を過ごすが、「君と出逢わせてくれたすべてに感謝します」と思い詰めたように囁く圭に、悠季は彼を苦悩から救いたいと強く思うのだが…。定期演奏会前の若き音楽家たちの逡巡を描いた、大人気ロングヒットシリーズ待望の最新刊。

買うタイミングを逃してしまっていたので、図書館で借りて読みました~(ルビー文庫でもばっちり置いてある!)
このシリーズも第六部…そういえば、この間もまた新刊出てたよな。第一部からこの前の巻までは持っています。初めてはまったBL小説のシリーズです。

悠季のしっかりしたところが好きです…ほんと、てきぱき場を仕切れる人って素敵だよなぁ。(合宿のとこ)かと言って出しゃばりすぎず、どちらかというと縁の下の力持ちに徹しているところとか、好きです。彼の自分を卑下しちゃいながらも矜持の高いところとか、人間らしくっていいなぁと思います。なんかでも後半のテンションの上がり具合にちょっとびっくりした…圭相手だとすごくたくさんしゃべるよね。

圭は圭で相変わらずでしたが、ちょっとかげりが見え始めました。彼にタクトを捨てることなんて、無理だと思うんだけど…金儲けじゃなくて、芸術を追求していきたいっていう気持ちは大事にして欲しいなと思います。なのに、悠季と一緒にいられる時間が少ないのが嫌だからやめたいとか…お前どんだけ…(笑)
「では腹筋が鍛えられるような体位を心がけましょう」に爆笑した。もう、桐ノ院さん、あんたってひとは…!(助平!)

物語としてはあまり進みませんでしたが、ふたりのラブラブっぷりに途中で「もう勝手にして!」と思いました。(いい意味で)幸せそうで何よりです…。

次の巻は演奏会まで行くのかな?バイオリニストとしての悠季の成長が楽しみです。演奏会に行っていないのに、行ったような気分になれるから好き。わくわくする!
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