超個人的読書記録 ――時間のある時のみ感想も(ネタバレ注意!)
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有川浩
塩が世界を埋め尽くす塩害の時代。塩は着々と街を飲み込み、社会を崩壊させようとしていた。その崩壊寸前の東京で暮らす男と少女。男の名は秋庭、少女の名は真奈。静かに暮らす二人の前を、さまざまな人々が行き過ぎる。あるときは穏やかに、あるときは烈しく、あるときは浅ましく。それを見送りながら、二人の中で何かが変わり始めていた……。;第10回電撃大賞<大賞>受賞作にて有川浩のデビュー作でもある『塩の街』が、本編大幅改稿、番外編短編四篇を加えた大ボリュームでハードカバー単行本として刊行される。
有川さんのデビュー作だそうで…あぁ、もうほんと素敵だなぁ!秋庭さんは私をキュン死させるつもりなのか。ほんと、堂上教官といい、秋庭さんといい、有川さんの書かれる男性陣にはやられっぱなしです。(もだえ死ぬ…!)
入江さんも、あの人はあの人でとても素敵だと思う。腹黒い人とか目的のためには手段を選ばない人って好きよ!『浅き夢みし』の家の主人であるかのように立ち上がるところがいっとう好きです。(細かいな!)ちなみに秋庭さんは『旅のはじまり』の「ちょっと上見てみ」と「魔性の女が!」のところが特にツボにきました…。いい具合に裏切られた感じといいますか。硬派でクールなふりして「ちょっと上見てみ」ってなんだよそれ…!中学生みたいな手使いやがって!(笑)「魔性の女が!」ってなに拗ねてヤキモチやいて八つ当たりしてるんだよ!ああもうかわいいなぁちくしょう!(愛)
お話としては、凄くメッセージ性が強いというか、これが言いたいんだ!っていうのがひしひし伝わってきて…胸にきました。こういうふうに力のあるお話を書けるって素敵だなぁ。
あとがきを読んでいて、おとなのじじょうについてもちょっと考えてみた。
今では小説の新人賞でもジャンル不問のものが結構あるけど、ちょっと前はなかったのかな?
電撃文庫は全然読んでないのですが、有川さんのお話は確かにラノベというか娯楽小説なんだけど、電撃文庫じゃないんだろうなぁ…。初めて図書館戦争を読んだときは普通の一般文芸書だと思っていたので「騙された!」と思いました。(もちろん良い意味ですが!)
ジャンルの境目があまり意味を成さなくなっている昨今の文学業界として、ラノベだから文庫、とかいう考えはナンセンスなのかもしれないけど、やっぱり新しいことを始められると違和感が伴うものです。実際、メディアワークスからハードカバーって…電撃文庫っていったら萌え系のラノベだろ!と思っちゃった。(どんなイメージだ/笑)
でも今では有川さんはハードカバーじゃないとな!と思います。ラノベだからって大人が読まないのももったいないし、萌え系の挿絵がついてない単行本だからってラノベファンが読まないのももったいない!それを考えたら電撃からハードカバーっていうのは納得のいく処遇だなと思います。でも本当は、挿絵とかラノベとかハードカバーとか児童書とか純文学とか、関係なしに良いものは良いで読者が本を選べたらいちばんなのになぁ。私自身も、そういう読み方が出来るようになりたいです。
そんでもって「大人にもラノベを」ってことなら、大人が所持しやすいような装訂での文庫化を希望します。(笑)持ち運びと家の本棚での配架スペースに大きな問題点が…!
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入江さんも、あの人はあの人でとても素敵だと思う。腹黒い人とか目的のためには手段を選ばない人って好きよ!『浅き夢みし』の家の主人であるかのように立ち上がるところがいっとう好きです。(細かいな!)ちなみに秋庭さんは『旅のはじまり』の「ちょっと上見てみ」と「魔性の女が!」のところが特にツボにきました…。いい具合に裏切られた感じといいますか。硬派でクールなふりして「ちょっと上見てみ」ってなんだよそれ…!中学生みたいな手使いやがって!(笑)「魔性の女が!」ってなに拗ねてヤキモチやいて八つ当たりしてるんだよ!ああもうかわいいなぁちくしょう!(愛)
お話としては、凄くメッセージ性が強いというか、これが言いたいんだ!っていうのがひしひし伝わってきて…胸にきました。こういうふうに力のあるお話を書けるって素敵だなぁ。
あとがきを読んでいて、おとなのじじょうについてもちょっと考えてみた。
今では小説の新人賞でもジャンル不問のものが結構あるけど、ちょっと前はなかったのかな?
電撃文庫は全然読んでないのですが、有川さんのお話は確かにラノベというか娯楽小説なんだけど、電撃文庫じゃないんだろうなぁ…。初めて図書館戦争を読んだときは普通の一般文芸書だと思っていたので「騙された!」と思いました。(もちろん良い意味ですが!)
ジャンルの境目があまり意味を成さなくなっている昨今の文学業界として、ラノベだから文庫、とかいう考えはナンセンスなのかもしれないけど、やっぱり新しいことを始められると違和感が伴うものです。実際、メディアワークスからハードカバーって…電撃文庫っていったら萌え系のラノベだろ!と思っちゃった。(どんなイメージだ/笑)
でも今では有川さんはハードカバーじゃないとな!と思います。ラノベだからって大人が読まないのももったいないし、萌え系の挿絵がついてない単行本だからってラノベファンが読まないのももったいない!それを考えたら電撃からハードカバーっていうのは納得のいく処遇だなと思います。でも本当は、挿絵とかラノベとかハードカバーとか児童書とか純文学とか、関係なしに良いものは良いで読者が本を選べたらいちばんなのになぁ。私自身も、そういう読み方が出来るようになりたいです。
そんでもって「大人にもラノベを」ってことなら、大人が所持しやすいような装訂での文庫化を希望します。(笑)持ち運びと家の本棚での配架スペースに大きな問題点が…!