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角田光代

この世に生まれて、初めてもらう「名前」放課後の「初キス」女友達からの「ウェディングヴェール」子どもが描いた「家族の絵」・・・。人生には、大切なプレゼントがたくさんある―。小説と絵で切りとった、じんわりしあわせな十二景。

角田さんの本、初めて読みました。
好みの文章かどうかっていうのは、いまいち判別がつかなかったのですが、心があたたかな気持ちになるお話ばかりでした。
感動モノっていうのは私がたぶん一番嫌っているジャンルなのですが、（なぜなら感動はブームだから）（泣ければいいってもんじゃない！）なんだか読んでて涙が出ちゃう…！　悔しい！　でも泣いちゃう！！
凄いドラマチックな設定や展開、というわけではなく、日常に起こりうる、もしかしたら同じような体験をした人もいるかもしれない、そんなお話が多かったのですが、だからこそ胸にずーんとくるものもあるし、ちょっと落ち込むものもある。
読みながら私は「やはり結婚は忍耐だな！」という確信を深めました。（笑）浮気だってなんだってどんとこいだ！私は耐えてみせる！と気の早い決意をかためようとしています。何かを大きく間違っている気がしますが、まぁいいや。

話題になった作品の方も、読んでみたいな、と思いました。