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超個人的読書記録 ――時間のある時のみ感想も(ネタバレ注意!)
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きつねのはなし
森見登美彦

京の骨董店を舞台に現代の「百物語」の幕が開く。注目の俊英が放つ驚愕の新作。細長く薄気味悪い座敷に棲む狐面の男。闇と夜の狭間のような仄暗い空間で囁かれた奇妙な取引。私が差し出したものは、そして失ったものは、あれは何だったのか。さらに次々起こる怪異の結末は―。端整な筆致で紡がれ、妖しくも美しい幻燈に彩られた奇譚集。

「太陽の塔」や「夜は短し~」とは雰囲気が一変していて、ちょっとびっくりしました…。こういうお話も書けちゃう方なんだなぁ。

森見さんの書かれるお話は、日常と非日常の境界線がすごく曖昧に感じられます。日常の中に自然とまじっている非日常。舞台である京の街並みがそう思わせているという要素もあるのだと思いますが(これが東京の繁華街とかじゃ、ちょっと様にならないもんな)、普通に起こっていても不思議じゃないように思えてきます。(これは他の話を読んでいても思ったことですけど)
きつねのはなし、ということで伏見稲荷のことを母にきいてみると「あんなとこに行ったら狐に憑かれるよ」と返されました…。気味が悪いから行ったことないんだそうで。雀の焼き鳥?が食べられる、とかいう話もききました。ちょっと行ってみたい気もしますが、うーん、雀食べる勇気はないかな…。(汗)
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