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超個人的読書記録 ――時間のある時のみ感想も(ネタバレ注意!)
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身代わり花嫁のキス (コバルト文庫)
真船るのあ

父親を早くに亡くし、二年前に母親も失った泉爽人。頼る親戚もなく、バイトに励みながら大学に通っていた。そんな爽人が、とある事情で、女装してお見合いすることになる。相手は急成長を遂げた大会社の若き新社長、高藤祐一郎。もう二度と会わないはずが、再び女装してデートをするハメに。さらに男として祐一郎と知り合ってしまった爽人は、彼を騙していることがつらくなってきて…。

久しぶりにBLを読んで自分の心が荒んでいる事を実感しました…orz

貧乏苦学生が諸事情の末に女装してお見合い、お見合い相手の社長と本来の姿でも親しくなってしまう、という、相手を騙している罪悪感とそれを上回ってしまう惹かれる気持ち…は素直に楽しんで読めたのですが…が…!
どうも最後が気になってしまって。ここらへんが心の荒みなのですが。
一緒に住んじゃうんだ…結局玉の輿ハッピーエンドってことか…うらやましい!(…)
一緒に住むって言っても、破断になったお見合い相手とそっくりないとこの男の子を家に引き取ったりなんかしたら、変な噂を立てられたり、社長として示しが付かないような事になったりするかも知れないですし。幸せな事ばっかりじゃないに決まっている!とか考えてしまいました。でも、そういう事は一切書かれずに、これから好きな人とずっと一緒にいられるそれだけで幸せ!みたいな感じで終わるのは、コバルトらしいというか…女の子の願望が反映されるからこういう風な終わり方をするのかしら、なんて思っちゃいました。
私の心、荒んでる…!
普通に考えて後味の悪い終わり方するはずないのに…ね…。

真船るのあ先生の作品は確か一作だけ読んだ事があって、その時好きだなぁと思った記憶からまた読みました。BLは特に作者の方が楽しんで書かれている感じが伝わってくるので(笑)もっと色んな雰囲気のお話を読んでみたいです!
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