超個人的読書記録 ――時間のある時のみ感想も(ネタバレ注意!)
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藤崎都
仕事の契約の為に来日したハリウッドスターのレオナルド・デュケインの通訳をすることになった営業部所属の小田桐唯史。ところが出会って早々、唯史はレオナルドに口説かれる。「俺は攻だから無理」と断るが、レオナルドは唯史に「本気で口説くから」と言い出す始末。失恋したてで寂しい気持ちを持て余しつつも、強引なレオナルドに流されて受にだけはなるまいと心に誓う唯史だが、仕事を盾に脅されて…!?「まずい。このまま好きにさせてたら、確実に抱かれてしまう…」超攻スター×攻気な男前が贈る恋の完全独占計画。
藤崎都先生はロマンチカで中村春菊先生とコラボ(…ですよね?)されていてお馴染みだったのですが、実際小説を読んだ事がなかったという訳で、読んでみました。
どうやら絶対服従計画に出てきたキャラのお話のようで…こちらも是非読んでみたい。私も黒髪で細身で眼鏡をかけたような方は大好きですので!(笑)翠が気になって仕方ありません。
最近BLを読むにもかなり冷静な視点から読むように心がけていまして(研究の為だとでも思わないと図書館でBLは借りられないんだぜ!)、そうして見ると藤崎先生の書かれるお話はど真ん中のこれぞBL!って感じのお話だなぁと。ぱらぱらページをめくった時点では本当にそう思いました。読んでいても、展開がBLらしいというか…独特の展開があるように思います。やりすぎ!と笑ってしまうような、ね(笑)。あと、語り口調とかも割と独特ですよね。なんというか…少女マンガに似た感じとでも言いますか。大抵の場合が一人称だからそうなるのかも知れませんが、自分で自分の素姓を紹介しているあたり、りぼんとかで昔良くあったなぁと思いました。
あと、以前からずっと強〇ものについてどういう風に接するべきかという事で悩んでいたのですが(どうでも良い悩み…)ひとつの結論が出たように思います。ただの暴力じゃないか!犯罪だ!という意見はもっともだと思うのですが、何故かそんな展開にニヤニヤしてしまうっていう葛藤です(だから本当にどうでもいい葛藤)。
この作品を読んでいてひらめいたのは、BLにおいての〇姦は、男同士の喧嘩のような役割を果たしているのではないか?という説です。あれです、拳で語り合うような感じです。
この作品の場合は、そう考えても良いのではないか、と。自分の事をすっかり忘れてしまっている初恋の相手に思い出してもらおうと幼い頃一緒に過ごした場所へ行ってみたりと努力しているのに、ちっとも思い出してくれない。そんな中、その想いの相手が昔の恋人と親しげにしている所を見てさらにしょげている所で、「あんたなんか絶対に好きにならない」と告げられれば…カッとなりますよね。その経緯が理解出来ないという気持ちの齟齬があって、ああいう展開になってしまった。お互いぶつかってしまった結果、そういった暴力につながった、という面があるので、ある種の喧嘩なのではないかなぁと。BLにおける強〇は、気持ちのすれ違いの象徴であるとも言えるのではないでしょうか。まぁもちろん、だからといって赦される行為であるとは思いませんが…。それにこの場合はそう言えなくもないですが、他作品の場合はどうだかわかりません。
しかし、そうであると言うのであれば、ニヤニヤしちゃう私のこの行き場のない気持ちにも説明がつくのです…!すれ違いとか仲がこじれちゃうのとか大好きなので!(笑)
あと、他に思ったのは…男の人って色恋沙汰で自分の勤務地までも変えようと思えるものなのでしょうか?わからない…女性の書かれる(特にBLものとか)お話だと、割と男性が恋人に合わせている面が描かれているような気がします。ヤングアダルト向けに限る気はしますが、男性が仕事をやめて恋人について行ったりなんてのも見かけた事があるような。まぁ結局は人によりけりなのでしょうが、イメージとしては転勤するから別れよう、っていうのが男性だと思ってるもので…。あれですかね、普通ならそうするけど、真実の愛で運命の相手だから仕事でもやめちゃえるんですかね…けっ←
お話や挿絵イラストを凄く楽しみつつも、色々と深いことや小難しいことまで考えられて、とても有意義な読書経験になったと思います。個人的には付き合い始めてからもすれ違ってれば可愛いと思います。お互い離れていた年月の事に嫉妬したり、コンプレックスに思ったりね!リオは自分は唯史の好みのタイプと違いすぎる…とか悩んだり、唯史は経験豊富なリオの過去に引け目を感じたり!
…何だかんだで冷静な視点からなんて読めてない自分はもう本当に末期だと思います。
どうやら絶対服従計画に出てきたキャラのお話のようで…こちらも是非読んでみたい。私も黒髪で細身で眼鏡をかけたような方は大好きですので!(笑)翠が気になって仕方ありません。
最近BLを読むにもかなり冷静な視点から読むように心がけていまして(研究の為だとでも思わないと図書館でBLは借りられないんだぜ!)、そうして見ると藤崎先生の書かれるお話はど真ん中のこれぞBL!って感じのお話だなぁと。ぱらぱらページをめくった時点では本当にそう思いました。読んでいても、展開がBLらしいというか…独特の展開があるように思います。やりすぎ!と笑ってしまうような、ね(笑)。あと、語り口調とかも割と独特ですよね。なんというか…少女マンガに似た感じとでも言いますか。大抵の場合が一人称だからそうなるのかも知れませんが、自分で自分の素姓を紹介しているあたり、りぼんとかで昔良くあったなぁと思いました。
あと、以前からずっと強〇ものについてどういう風に接するべきかという事で悩んでいたのですが(どうでも良い悩み…)ひとつの結論が出たように思います。ただの暴力じゃないか!犯罪だ!という意見はもっともだと思うのですが、何故かそんな展開にニヤニヤしてしまうっていう葛藤です(だから本当にどうでもいい葛藤)。
この作品を読んでいてひらめいたのは、BLにおいての〇姦は、男同士の喧嘩のような役割を果たしているのではないか?という説です。あれです、拳で語り合うような感じです。
この作品の場合は、そう考えても良いのではないか、と。自分の事をすっかり忘れてしまっている初恋の相手に思い出してもらおうと幼い頃一緒に過ごした場所へ行ってみたりと努力しているのに、ちっとも思い出してくれない。そんな中、その想いの相手が昔の恋人と親しげにしている所を見てさらにしょげている所で、「あんたなんか絶対に好きにならない」と告げられれば…カッとなりますよね。その経緯が理解出来ないという気持ちの齟齬があって、ああいう展開になってしまった。お互いぶつかってしまった結果、そういった暴力につながった、という面があるので、ある種の喧嘩なのではないかなぁと。BLにおける強〇は、気持ちのすれ違いの象徴であるとも言えるのではないでしょうか。まぁもちろん、だからといって赦される行為であるとは思いませんが…。それにこの場合はそう言えなくもないですが、他作品の場合はどうだかわかりません。
しかし、そうであると言うのであれば、ニヤニヤしちゃう私のこの行き場のない気持ちにも説明がつくのです…!すれ違いとか仲がこじれちゃうのとか大好きなので!(笑)
あと、他に思ったのは…男の人って色恋沙汰で自分の勤務地までも変えようと思えるものなのでしょうか?わからない…女性の書かれる(特にBLものとか)お話だと、割と男性が恋人に合わせている面が描かれているような気がします。ヤングアダルト向けに限る気はしますが、男性が仕事をやめて恋人について行ったりなんてのも見かけた事があるような。まぁ結局は人によりけりなのでしょうが、イメージとしては転勤するから別れよう、っていうのが男性だと思ってるもので…。あれですかね、普通ならそうするけど、真実の愛で運命の相手だから仕事でもやめちゃえるんですかね…けっ←
お話や挿絵イラストを凄く楽しみつつも、色々と深いことや小難しいことまで考えられて、とても有意義な読書経験になったと思います。個人的には付き合い始めてからもすれ違ってれば可愛いと思います。お互い離れていた年月の事に嫉妬したり、コンプレックスに思ったりね!リオは自分は唯史の好みのタイプと違いすぎる…とか悩んだり、唯史は経験豊富なリオの過去に引け目を感じたり!
…何だかんだで冷静な視点からなんて読めてない自分はもう本当に末期だと思います。
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