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超個人的読書記録 ――時間のある時のみ感想も(ネタバレ注意!)
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魔女の結婚―アヴァロンの陽はいつまでも (コバルト文庫)
谷瑞恵

ついにマティアスと結ばれたエレイン。だが、“流星車輪”と黒魔術の結びつきを危ぶむイムリスは、ふたりを引き離そうとする。追いつめられたマティアスはエレインを元の時代へ戻すと、自分は再び時空の裂け目に吸い込まれた。たどり着いたのはマティアスを知る前のエレインが暮らす村で、そこにもイムリスの手が迫っていた。マティアスは未来を知らないエレインを守ろうと駆けつけるが—。

感動の最終巻です…
何が嬉しかったかって、やっぱりマティアスの変化です。母を失った時と同じように、エレインを失う事になった時、マティアスはまた世界を憎んでしまうのではないか。車輪を手にしたまま負の魔術を使ってしまったら、世界はどうなるのか…
マティアスがエレインがもし居なくなっても、エレインの望む世界を守り続けると決意する事の方が、エレインをより深く愛している証になるのではないかと考えちゃったりする所が…もう…っ!ほろりときました。マティアスってば、大人になったというか…そんな事まで考えられるようになったのね…!っていう。これもエレインがしつこくつきまとって愛とはなんたるかをすりこんだ成果ですね!
ラストは幸せな様で少し寂しくて、切ないような気分になりましたが…これからエレインとマティアスが幸せに暮らしてくれたら良いなぁ、と温かい気持ちになれました。
間にずいぶん時間が空いてしまって、結局最初の巻から最終巻まで何年かけたのかわかりませんが、読み終えられて良かったなぁと思います。あと一冊番外編集が出ている様なので、それも探して読みたいと思います!
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