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超個人的読書記録 ――時間のある時のみ感想も(ネタバレ注意!)
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夏目漱石

中学教師苦沙弥先生の書斎に集まる明治の俗物紳士達の語る珍談・奇譚、小事件の数かずを、先生の家に迷いこんで飼われている猫の眼から風刺的に描いた、漱石最初の長編小説。江戸落語の笑いの文体と、英国の男性社交界の皮肉な雰囲気と、漱石の英文学の教養とが渾然一体となり、作者の饒舌の才能が遺憾なく発揮された、痛烈・愉快な文明批評の古典的快作である。

いわずと知れた作品です!
今日この日まで読んでいなかったというのが常識外れでお恥ずかしい…。

これがもう百年も前に書かれたものだと思うと、本当に漱石って凄いなぁと思います。それほど前に書かれたものが今でも親しまれているなんて!
そして実際読んでみて、大爆笑しちゃったりとか、うんうん考えさせられたりだとかしちゃうんだから、また凄い。本当にいたるところで爆笑しました。

苦沙弥先生って、名前が可愛いよなぁ…。(笑)一番お気に入りの人物は寒月くんです。なんだろう、なんでだろう…バイオリンかな…。迷亭さんも好き!ああいうなんていうか人を喰ったような人にはときめきます。もちろん猫さんも好き!にゃんらぶ!

漱石の作品は私的に二回目からが勝負なので、時期を置いてまた読んでみようと思います。そのときは評論文もいくつか目を通してから読みたいなぁ。そうすればまた新しい作品の素晴らしさが見えてくると思うので!(まだ自分一人ではなかなか読み解けない…/汗)

漱石のでは「こころ」が一番好きだと思っていたけれど(というかまだ「坊ちゃん」「三四郎」「こころ」「夢十夜」しか読んでいない…)猫もほんといいなと思いました。
次は三四郎の三部作「それから」「門」かな。「行人」も読みたい!

でも漱石の話は読むのに集中力と気合がいるので(いくら素晴らしいといっても、やっぱり現代の文章になれている身としてはやや読み辛い)いつになることやら…といった具合ですが。
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