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超個人的読書記録 ――時間のある時のみ感想も(ネタバレ注意!)
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伯爵と妖精 恋人は幽霊
谷瑞恵

妖精と話ができる少女リディアは、いわくつきの過去をもつ若き伯爵エドガーに雇われる妖精博士。わけあって形ばかりの婚約をした二人だが、エドガーは低級紙を賑わすほどの女たらしで、リディアは振り回されてばかり。ある夜、エドガーの知人を名乗る霊媒師が降霊会を行なった。宿敵プリンスの罠だと知りながらあえて会に参加したエドガーの前に現れた霊媒師は、死んだはずの仲間アーミンにそっくりで…。

「合い言葉を言おうか? ――愛してるよ、僕の妖精」

きゃー! エドガー!!(絶叫)
もうどうしようってくらいニヤニヤしながら読んじゃいました。
もうね、これでこそ少女小説ですよ。乙女ムード満載!
流石、『恋気分いっぱいの夢(はぁと)小説誌!』です。(しつこい)

砂吐きそうなくらい甘い言葉で、普段なら爆笑のネタにしかなりそうにないのに(悪趣味)、本気でときめきながら読んでしまった…。
もう、凄いとしか言いようがない。コバルト、あなどりがたし。

「気持ちいいくせにいやがるなんて、きみは損な性分だな」

ってセリフが、やけにいやらしく思えました。(笑)まったく猫にまで手を出すとは、エドガーもすみにおけないね!(違う)
しかも彼はキスしないと死んじゃうそうですよ。もうヤバイ。好きだ!エドガーのことを考えると、もうとにかくこの一言に尽きる。

リディアもなかなかどうしてこんなにもツンデレなんだ…!
近づきそうで近づけない、この微妙な心情と二人の関係に、これからも目が離せません。
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