少年舞妓・千代菊がゆく！ 拾われた恋文の謎

奈波はるか

千代菊に後輩ができた。正式に仕込みさんになった、亜紀ちゃんという女の子だ。舞妓に憧れていた亜紀ちゃんは、三味線もうまいし舞の上達も早い。千代菊の強力なライバルになりそう・・・？そんなとき、千代菊は組合から謹慎処分を受ける。贔屓の客・楡崎と、大人のつきあいをしている、というのがその理由だ。――千代菊の正体は男なんだから、ありえない！だが証拠もあるといわれて！？

大好きなシリーズです。１９冊目、ですかね・・・？
今回は亜紀ちゃんが正式な仕込みさんとして登場してきます。
ニレが亜紀ちゃんを可愛がるのが面白くない千代菊。
ヤキモチ、だそうです。（笑）
可愛いなぁ・・・。
でも、ニレが亜紀ちゃんに色々親切にする姿は、あんまり見たくないなぁ。
ニレは千代菊一筋じゃないと！

電話で肌襦袢しか着ていないと千代菊が言うだけで、興奮してしまうニレ様がもう・・・！（笑）
アナタ、いくつですかっ！３２でしょ！？
そして性懲りもなく、旅行に誘ってくるニレ・・・。もうあなたって人は、どうしようもない大人だなぁ。

「きみも知ってるでしょう。千代菊は簡単に寝るような女じゃありませんよ。キスだって滅多に許してくれませんから」
なんて、しゃあしゃあと言っちゃいましたよ、コイツ。
千代菊が、楡崎が他に親しくしている女の人がいるということで納得しているときき、ショックを受けるニレ氏。
信じてもらえていない、こんなに好きなのに・・・とちょこっといじけるあたりがとてもへたれで可愛らしい。

今回のラストシーンがものすごく好きです。
「こんなんされたら、好きになってしまうやおへんか」
という千代菊の言葉で、楡は、ぎゅっ！ですよ、ぎゅっ！！
はーうー！！！（ジタバタ）

何が良いって、やっぱり楡さまですよ！
百戦錬磨の色男のくせして、千代菊にはキスでぶん殴られるへたれ！

やはり、物語には萌えが必要ですよね！萌え！！（笑）


これからどうなっていくのか、とても気になります。
この話は、どういう終わり方をするんだろう・・・。