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超個人的読書記録 ――時間のある時のみ感想も(ネタバレ注意!)
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弥勒の月
小間物問屋「遠野屋」の若おかみ・おりんの溺死体が見つかった。安寧の世に満たされず、心に虚空を抱える若き同心・信次郎は、妻の亡骸を前にした遠野屋主人・清之介の立ち振る舞いに違和感を覚える。―この男はただの商人ではない。闇の道を惑いながら歩く男たちの葛藤が炙り出す真実とは。


あさのあつこさんの時代ものです。
少しだけ読みづらく感じてしまったのは、たぶん、言葉遣いが江戸時代風だったからだと思います。
(これ読んだ後にあさのさんの他の作品『地に埋もれて』を読んだら凄く読みやすかった)
岡っ引きの意味がわからなくて、辞書で調べた程ですから・・・!
私の知識が足りないせいですね。(汗)
でも、やっぱり、舞台によって書く書き方、というか、言葉遣いを変える、というのは凄いなぁと思いました。
世界観をきちんとする為には、言葉遣いだって、思考だって、その時代にあったものにしなければならなくって。
でもあんまり古典っぽくなり過ぎたら、読者がついていけなくなる。
そういうバランスをとるのはとても大変だろうなぁとしみじみ思いました。

・・・話の感想じゃなくって、書かれ方の感想になっているなぁ。

この話で一番好きなのは、遠野屋の旦那、清弥さんですかね!
いや、負けず劣らず信次郎さんも好きですが・・・。

「しゃらくせぇ」
ぴしりと肉を打つ音がした。信次郎の平手が遠野屋の頬を音高く打ったのだ。


の所で、一瞬吃驚してしまいました。
あっちゃん、あっちゃんがいる・・・!

一番の衝撃シーンはここですかね。(ぇ)

・・・最近東洋の武勇伝コンビに敏感だなぁ・・・。
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