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超個人的読書記録 ――時間のある時のみ感想も(ネタバレ注意!)
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車輪の下
ヘルマン・ヘッセ

ひたむきな自然児であるだけに傷つきやすい少年ハンスは、周囲の人々の期待にこたえようとひたすら勉強にうちこみ、神学校の入学試験に通るが、そこでの生活は少年の心理を踏みにじる規則ずくめなものだった。少年らしい反抗に駆りたてられた彼は、学校を去って見習い工として出なおそうとする……。子供の心と生活とを自らの文学のふるさととするヘッセの代表的自伝小説である。

ふたりの早熟な少年は友情の中に、初恋の微妙な神秘の一端を、わくわくする恥じらいをもって無自覚ながら、すでに味わっていたのだった。

少年同士のキスについて考えさせられた…(笑)というか、突然キスとかし出すんだから、ほんと吃驚しちゃうよ! まぁでも外国だし、挨拶なのかな…? いやでも口にはしないだろうし…。
少年というものは心の結びつきに夢中になって、他の人や他のことが見えなくなったりするものなのだろうか、と考えてみた。女性へ接する準備として男性と親しくなろうとする、っていうのは漱石の「こころ」にも出てきたしなぁ…とか考えていたら、BLに感じる秘匿性というか、後ろめたさというか、そういうものが消えていくのを感じた。(笑)

ヘッセはあと、「デミアン」と「ガラス玉演技」と「知と愛」が読みたい。(き、機会があれば…)
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