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超個人的読書記録 ――時間のある時のみ感想も(ネタバレ注意!)
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変身
カフカ

ある朝、目をさますと自分が巨大な毒虫に変っているのを発見する男グレゴール・ザムザの物語は、異常な事件それ自体よりもごくありふれた日常茶飯事のように語る冷静な報告調の文体によって読む者に激しい衝撃を与える。第一次大戦直後のドイツの精神的危機、破局の意識から来る絶叫、忘我、新しきものの待望などを変身した男に託して描き、現代実存主義文学の先駆をなす傑作。

一度リタイアした本を読み終えるって、感激もひとしおですね…!(一年前に読みかけて挫折していたので)
それにしても何故この短い小説を最後まで読まなかった、一年前の私…。

朝起きたら虫になってました、というのでおなじみのこのお話。
虫の描写が気持ち悪い…(汗)変な汁出てるよ!
そしてどんな虫なのかがイマイチ想像出来にくいのですが…あまり想像したくないからかも知れません。(苦笑)

「異常な事件それ自体よりもごくありふれた日常茶飯事のように語る冷静な報告調の文体」とありますが、ほんと、虫の気持ちってこんななのかな?と思うくらいの文章だと思いました。同じストーリーを書くにしても、書き方ってほんと大事だな、とあらためて思いました。

それにしても、グレゴールかわいそうすぎる よ。
読み終わってから思わず「えぇ!?」と変な声が出た。
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