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超個人的読書記録 ――時間のある時のみ感想も(ネタバレ注意!)
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天空の瞳―ウォルドの婚礼と時の封印
橘香いくの

美しい容姿をしながら、男にも恋にも興味がない少女ルシア。だが領主の娘ヘレナにそっくりだったことから、病気のヘレナの身代わりとして敵国の領主ローアルに嫁ぐことに。しぶしぶ旅立つルシアだったが、今度は旅の途中、ローアルに恨みを抱く盗賊の青年オレグにさらわれてしまう!ルシアの正体を知らないオレグと過ごすうち、次第に奇妙な感情を覚える自分に戸惑うルシアだったが―。

「覚悟しておいたほうがいい。おれの愛は不治の病だ」

最後のセリフにばくしょう…ごめん、笑うところじゃないってわかってるんだけど、歯の浮くようなセリフを読むとどうしても笑いが止まらない。
橘香さんはフェリコラのシリーズの印象が強かったのですが、挿絵の方が違うとまた雰囲気が変わりますね。ラノベってやっぱり挿絵の力も大きいんだなぁ。

ロマンス小説ということで、如何なるラブシーンも恥ずかしがらずに書く、と仰っていた通り、存分にラブシーン…こ、コバルトって案外幅広いよ、ね! オレグとルシアの会話には読んでてニヤニヤしてしまいました。ルシアが良いのだと思う…論理的に物事を言えることって大事だと思うよ! 胸がドキドキ=心臓疾患っていうその発想が、非常にかわいらしい。オレグはオレグで、直接的すぎ…「抱きたい」って、あんた、もっと他に言い方はなかったのか。それに対して「男性のその手の性衝動は~」みたく冷静に返答するルシアがまた。噛み合わないなぁこの二人…
そして私もローアル様好きです! ああいう真面目な人が悶々と悩んじゃうのっていいよね。ローアル様日記も読んでみたい。

しかし、あまりにも一目惚れ~な感じで、いまいち腑に落ちないような気も…まだ謎な部分もあるようですし、今後の彼女達も気になります。続きの巻も出ているようなので、また読みたいと思います~。
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