超個人的読書記録 ――時間のある時のみ感想も(ネタバレ注意!)
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痛みを知って生きていく。輝くプライドが私の命を強くする――。三人の少女のものがたり。三浦しをんの記念碑的青春小説。
私は、なにをしているんだろう。どうしたら「私」でいられるんだろう? カトリック系女子高校に通う、三人の少女、那由多、淑子、翠。性格の異なる三人の「私」は、家族、学校、男たちの中にあって、それぞれが遠いはるかを、しずかに深くみつめている。「秘めごと」をかかえる彼女たちの微笑の裏側の自由。甘やかな痛みの底に眠る潔くも強靭な魂。自分を生き抜いていくために「私」が求めていたことは――。記念碑的青春小説。
卒業して、こうして毎日顔をつきあわせることがなくなったとしても、細胞が生きて呼吸をしている間は、彼女の存在はつねにこの心の一番深い部分にあるだろう。
この話、私の中では月魚と同じくらい好きです。素晴らしい関係小説。
すごいリアルなおはなしだな、と思いました。起こる出来事はリアルかっていったらそうじゃないと思うのだけど、(例えば先生と生徒の恋なんて、そうそう転がっているものでもないだろうし…)少女たちの抱えている問題が、とてもリアルに思えました。潔癖さや、だれにも侵されたくない、と強く思う心は少女なら一度は感じたことがあるはず。
あと、女の子同士の関係って、実は男同士の関係よりも深くてどろどろしてて面白いんじゃないかと思ったり…。(笑)(泥沼大好き人間)
自分が仲良くなりたいと思っている子に限って、他に一番がいる、っていう感じは、すごくよくわかる気がする。女の子ってなんか嫉妬深いっていうか、「他のグループの子としゃべっちゃだめ」みたいな雰囲気あるよなー、とぼんやり考えていました。うん、やっぱり女の子同士の関係って不思議だ。
淑子はどうなっちゃったんだろう、と思わないでもない。ちょっとそこが気になったけれど、でもそれは社会の中では少女が取りかえ可能な切捨てられる存在だと言っているように思えて、辛かった…。でも誰もが感じる行き場のない思いを、やわらげてくれるような存在があれば、それはとても素晴らしいことだろうな、と思います。
そして後で知ったのですが、この本文庫化されていたようです。買いに行かなきゃ!(笑)
この話、私の中では月魚と同じくらい好きです。素晴らしい関係小説。
すごいリアルなおはなしだな、と思いました。起こる出来事はリアルかっていったらそうじゃないと思うのだけど、(例えば先生と生徒の恋なんて、そうそう転がっているものでもないだろうし…)少女たちの抱えている問題が、とてもリアルに思えました。潔癖さや、だれにも侵されたくない、と強く思う心は少女なら一度は感じたことがあるはず。
あと、女の子同士の関係って、実は男同士の関係よりも深くてどろどろしてて面白いんじゃないかと思ったり…。(笑)(泥沼大好き人間)
自分が仲良くなりたいと思っている子に限って、他に一番がいる、っていう感じは、すごくよくわかる気がする。女の子ってなんか嫉妬深いっていうか、「他のグループの子としゃべっちゃだめ」みたいな雰囲気あるよなー、とぼんやり考えていました。うん、やっぱり女の子同士の関係って不思議だ。
淑子はどうなっちゃったんだろう、と思わないでもない。ちょっとそこが気になったけれど、でもそれは社会の中では少女が取りかえ可能な切捨てられる存在だと言っているように思えて、辛かった…。でも誰もが感じる行き場のない思いを、やわらげてくれるような存在があれば、それはとても素晴らしいことだろうな、と思います。
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