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超個人的読書記録 ――時間のある時のみ感想も(ネタバレ注意!)
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仏果を得ず

“好き”が過ぎるとバカになる。でも、そんなバカならなってみたい。文楽に賭ける若手大夫の熱い青春。直木賞作家が愛をこめて語ります。

ずっと読みたかったのですが、ようやく読めました!
今猛烈に文楽を観に行きたいです…初心者コースみたいな公演ないのかしら。行きたい行きたい行きたい…!
同じくしをんさんの「あやつられ~」を先に読んでいたので、「あのことかな?」と思う事が多々ありました。もう一度「あやつられ~」とあわせて読んでみたい。

しをんさんの小説って、そのまま漫画化とかドラマ化とか出来そうですよね、とくにこういった成長物語系は。
一番好きなのは兎一兄さんです。(もちろん!)彼が既婚者だと知った時の私の衝撃ったらなかった…軽く落ち込んだ…。恋愛で男が要求される一番大切なことが、色気、セックスの上手さだ、と断言してしまう所で完全に射抜かれました。(笑)
もちろん主人公の健も好きです。文楽バカで真っ直ぐな所もですが、真智さんに押し倒されてしまう所とかも。「あきまへん! ちょっと、ちょっと待って」って、どこのご婦人ですかあんた!(笑)そして色々な愛の形があるなぁと…愛って不思議。
全体的に登場人物は関西弁を駆使するわけですが、しをんさん関東の人なのに、すごく自然に書かれていらっしゃる気がしました。みんな自分より関西弁らしい関西弁をしゃべってて、私関西人としての自信なくすよ…

装丁も素敵で、とてもいいと思います!ミラちゃんかわいい!兎一兄さんかっこいい!
文楽って、やっぱりとっつきにくい印象があるのですが、こういう所から楽しく入っていけたらいいんじゃないでしょうか。
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