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超個人的読書記録 ――時間のある時のみ感想も(ネタバレ注意!)
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彩雲国物語  黄粱の夢 (角川ビーンズ文庫)
雪乃紗衣

劉輝の父、覇王・〓(せん)華の時代。愛憎渦巻く朝廷で、必死に生き抜く第二公子・清苑を搦め捕った陰謀とは!?(「鈴蘭の咲く頃に」)秀麗を支える天下無敵の二人組、燕青と静蘭。交わるはずのなかった彼らの運命が交錯した夏を描く鮮烈な中編(「空の青、風の呼ぶ声」)ほか、秀麗の父・邵可と母・薔君の宿命の出会いと命がけの求婚を描く、著者渾身の書き下ろしを収録!!すべての物語が現在につながる、究極&珠玉の外伝集。

割とシリアス寄りで男臭い外伝集、という感じでした。
元々彩雲国シリーズは良い男たちがたくさん出てくる話な訳ですが…秀麗がいないだけでこんな印象になろうとは。
話が過去なので、血生臭くなってしまうのは仕方ないのですけれども、そのせいで物凄く男祭りなイメージでした。

燕青にも闇の部分があったんだな、と思うと同時に、秀麗の元で剣をふるえた(…あったよね、そういう話。なかったらすみません)事の意味の重みを感じました。
静蘭との出会いも見れて良かったです。あと、公子時代の静蘭と楸瑛も!なんだかんだで楸瑛はボンボンでいいとこのお坊ちゃんなのだなぁというのが、改めて実感出来るお話でした。(そっちかよ…)あ、もちろん劉輝も可愛かったですよ、もちろん。
これでまたシリーズを最初から読み直すと違う楽しみ方が出来そうです!ニヤニヤしそう(笑)。

邵可が薔薇姫を落とすまでのエピソードでは、かっけぇ!の連続で…挿絵にもくらっときましたが…よく考えてみると、かなり臭い科白吐いてますよね父様!(笑)じゅうぶんハーレクイーン風だと思いますよ!
そして、薔薇姫が秀麗を自分の命と引き換えに助けた事について、薔薇姫も邵可も、間違っていたとしても、何度でも、秀麗を選ぶだろう、というのにじんわりしました。本当に、秀麗は大切に育てられたんだなぁと思います。

と、そんなこんなで微笑ましい気分で読み終わったのですが、本編って凄く大変な所で終わってませんでしたっけ…?いよいよ最終章に突入するか!?っていう大事な所ですよね。
いつもの如く色々と内容忘れてしまっているので、次巻に向けて復習しておきたいと思います。
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