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超個人的読書記録 ――時間のある時のみ感想も(ネタバレ注意!)
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少年舞妓・千代菊がゆく!その勝負、受けてたちまひょ (コバルト文庫 な 9-29)
奈波はるか

まだ見習いなのに人気急上昇の舞妓、千代菊。でも、その正体は男子中学生なのだ。真相を知っているのは一部の身内だけだから、バレないうちに、円満に舞妓を辞める予定だった。舞が下手なら舞妓にはなれないので、それを理由にすることも考えていた矢先、あるお客様の前で舞を舞うことに。付け焼き刃の稽古しかしてない千代菊は失敗し、千代菊を贔屓にしている客、楡崎までバカにされて…。

今回一番印象に残った場面は表題作の楡崎の
「だったら、私のために、合格なさい」
のところです。
ここんとこの楡崎、かっこよかった…ちょっと惚れた欲目が出てますが千代菊のことを信じているっていうのがね、いいのですよ。この言葉が何よりの応援になったんだよきっと。
俺様を前面に出している楡崎が、色々通り越してかっこよかったです。


そして、違う意味で衝撃的だったのがこれまた楡崎の
「好きな人にののしられるというのも、ある種の快感ですね」
です。(…)
馬鹿じゃねぇの!馬鹿じゃねぇのニレ!変態!セクハラ親父…!!
勘違いするだけして、権力にものを言わせて、へんたい!なんてお約束なヤツなんだ…どうしよう、好きだ。思いっきりののしってやりたい!


…何を語ってるんだろう…。
今回もまた、過去の話でした。最近過去の話ばかりじゃないか?
本当に千代菊をやめるときは、どういう風にやめるのだろう、と想像するとほんと楽しいです。でもきっとシリーズが終わるとき(=ミキちゃんの声変わり)までわからんのだろうな。
しかし今回の、楡崎が千代菊の身元を探させた辺り、ちょっと前の巻と矛盾してないか…?探してつきとめたりしたら、消えてしまいそうで恐い、って言ってなかったか奴は。あれかな、このときに一回探したら見つからなかったから、訳有りだって知って、だからその後はもうつきとめたりしたら目の前から消えてしまうって思ったってことかな。うんそうだなきっとそうだ…(自己完結)
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