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超個人的読書記録 ――時間のある時のみ感想も(ネタバレ注意!)
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走れメロス (新潮文庫)
太宰治

人間の信頼と友情の美しさを、簡潔な力強い文体で表現した『走れメロス』など、安定した実生活のもとで多彩な芸術的開花を示した中期の代表的短編集。

「それだから、走るのだ。信じられているから走るのだ。間に合う、間に合わぬは問題ではないのだ。人の命も問題ではないのだ。私は、なんだか、もっと恐ろしくて大きいものの為に走っているのだ。ついて来い!」

遠い昔に教科書で読んで以来に読んだのですが、走れメロス面白い! こんな面白かったっけ?
終始大爆笑しながら読みました。(それはそれで何か間違っている気がするが…)
メロスの正義感があり真っ直ぐなためにややはた迷惑(だと私は思った)な性格が、もうあそこまで行くと素晴らしい。セリヌンティウスとの友情もみものだ。
しかし私にはどうしてもコメディにしか読めなかった。(…)昔嫌々読まされたという人も、一歩ひいた視線でつっこみながら読むと楽しいと思います。

にしても、今回太宰さんの文章が意外に好みなことに気付きました。昔は苦痛なはずだったのに…読書の好みも変わるものだなぁ。
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