君に届け 6～9

　　　
椎名軽穂

吉田の想い続けてきた、龍の兄・徹が帰ってきた。吉田の想いが叶わない時、爽子と矢野はそれぞれ吉田のことを思いやり、吉田のことを想う龍も優しく包みこむ。２学期も終わり、クリスマス会が開催される。楽しみな爽子だが…。

いろいろあった２学期も終わりに。大晦日に吉田・矢野と風早たちも誘って初詣にいくことに。大晦日は爽子の誕生日。吉田・矢野は、思いもかけぬサプライズプレゼントを準備していて…。爽子の忘れられない１６歳の誕生日の始まりです。

２年生になりました。みんな一緒のクラスでうれしい。明るい健人とも知り合いになった爽子。勉強を教えてクラスメイトになじむ姿や健人にかまわれる爽子をみて複雑な気持ちの風早。２人の距離は少しずつ、大きくなってしまう…。

風早の好きな人について考えたり、どんどん自分の素直な気持ちが出せなくなってきた爽子。学園祭準備のさなか、お互いの気持ちを話す機会はあったが、それは２人とも誤解に基づいていて…。学園祭がスタートするが２人の距離は近づくの？

ボロボロ涙を流しながら読んでしまいました…何だよこの子達！もう皆まとめて幸せになってしまえ…！！

爽子の世界がどんどん広がって行くと同時に、風早くんがどういう男の子なのかというのがはっきりと見えてきて…なんだか今までがほとんど風早くんとのかかわりばかりだったから、他の人たちの投入で他とは違う風早くんというキャラクターがより浮き立って見えました。
爽やかでイケメンで超良い人！と爽子と同じく思ってたわけですが、彼も普通の男の子だった…！風早くんでもふられることあるんだね…！（違う）
爽子も普通に女の子してるけど、でも根がちゃんと爽子なので、ありふれた少女漫画とはちょっと違う感じがしたと思います。たぶん、素直で真面目で良い子だからそう思えるんだろうなぁ…あんな本当の良い子は漫画の中でもそうそういないよ！

キミトドのネタばれで結果はわかっているのですが（…）、やっぱりちゃんと見届けないと気が済みませんね。次巻が早く読みたいです！