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超個人的読書記録 ――時間のある時のみ感想も(ネタバレ注意!)
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踊るジョーカー―名探偵 音野順の事件簿
北山猛邦

推理作家の白瀬は、とっても気弱な友人・音野順が秘める謎解きの才能を見込んで、仕事場の一角に探偵事務所を開いた。今日も白瀬は泣き言をいう音野をなだめつつ、お弁当のおにぎりを持った名探偵を事件現場へ連れてゆく。殺人現場に撒かれた大量のトランプと、凶器が貫くジョーカーが構成する驚愕の密室トリック(「踊るジョーカー」)、令嬢の婿取りゆきだるまコンテストで起きた、雪の豪邸の不可能殺人(「ゆきだるまが殺しにやってくる」)など五つの難事件を収録。

白瀬&音野のコンビが素敵過ぎる…!(笑)
っていうか、白瀬、音野に過保護過ぎるだろう…何でそんなに売れてない小説家がアパート?を2件も借りるような経済的余裕があるんだ…?ちょっと広めのアパート借りて、一緒に住めばいいじゃないか!
音野に立派なデスクを買い与えたり、立派な電気スタンドを買い与えたり…時に自分の稼ぎが良ければ、もっと良い電気スタンドを買ってやれたのに…!と思い悩む白瀬がもう。あんた、何者だよ!音野の何だよ!(笑)
白瀬は音野の解決した事件を脚色して小説を書いているので、音野が探偵業をするということは直接白瀬の利益にもつながってくるわけで、だから家にも住まわせてるし、お金だって折半だし、色々世話を焼いている、というのはわかるんですが。かと言って殺伐とした利益関係で成り立っているわけでもなく。二人の友情関係はなかなか上手くいっているんじゃないかと思います。

笑ってしまったのが、音野の弱気な態度…密室なんてわからないから帰りたいと言い出すとは思いませんでした(笑)。そんな探偵初めて見た…
しかし、いちいち言うことに共感してしまって。音野は一応ひきこもりでニートなのに、共感しちゃっていいんだろうかと不安になりましたが…まぁ、そういうこともあるさ!うん!

次シリーズがあるのなら、是非読みたいと思う作品でした!
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