超個人的読書記録 ――時間のある時のみ感想も(ネタバレ注意!)
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三浦しをん
美人の産地・神去村でチェーンソー片手に山仕事。先輩の鉄拳、ダニやヒルの襲来。しかも村には秘密があって…!?林業っておもしれ~!高校卒業と同時に平野勇気が放り込まれたのは三重県の山奥にある神去村。林業に従事し、自然を相手に生きてきた人々に出会う。
高校卒業と同時に三重県の山村に放り込まれた平野勇気19歳。林業の現場に生きる人々の1年間のドラマと勇気の成長を描く。
この作品の中で一番興味がいったのは、田舎の人間関係性というもののような気がします。
お互いが密に関係し合わざるを得ない中でも、どこか無邪気に残酷というか、冷ややかな部分があるというのが、非常に興味深かったです。私も田舎に行った時に垣間見る人間関係で、どこか腑に落ちないというか、違和感があったので。世間では田舎の生活は良い、近所づき合いが多くて皆親切、とそればかり言っていますが、実際なーんか違う、と感じる部分があるのですよね。そういうもやもやした所が、主人公の目を通して、明確な「ちょっと変な部分」として描かれていた所に好感を持ちました。
そして、田舎ってだけでもうファンタジーの舞台にもなっちゃうんだなぁと。確かに、不思議な事があっても「田舎だから仕方ない」という気分になる気がします。
全体を読んで思ったのは、形式というか、雰囲気は「仏果を得ず」に似ているなぁという事です。受け取り側の私の問題もあるのかも知れませんが、普段では接する事のない第一線で頑張っている若者の物語(その分野の紹介も入っている)という所がなんとなくそう感じさせられました。まぁ、明らかに「光」なんかとは違いますしね(笑)。どちらの作品も大好きですが!
お互いが密に関係し合わざるを得ない中でも、どこか無邪気に残酷というか、冷ややかな部分があるというのが、非常に興味深かったです。私も田舎に行った時に垣間見る人間関係で、どこか腑に落ちないというか、違和感があったので。世間では田舎の生活は良い、近所づき合いが多くて皆親切、とそればかり言っていますが、実際なーんか違う、と感じる部分があるのですよね。そういうもやもやした所が、主人公の目を通して、明確な「ちょっと変な部分」として描かれていた所に好感を持ちました。
そして、田舎ってだけでもうファンタジーの舞台にもなっちゃうんだなぁと。確かに、不思議な事があっても「田舎だから仕方ない」という気分になる気がします。
全体を読んで思ったのは、形式というか、雰囲気は「仏果を得ず」に似ているなぁという事です。受け取り側の私の問題もあるのかも知れませんが、普段では接する事のない第一線で頑張っている若者の物語(その分野の紹介も入っている)という所がなんとなくそう感じさせられました。まぁ、明らかに「光」なんかとは違いますしね(笑)。どちらの作品も大好きですが!
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