彩雲国物語 黒蝶は檻にとらわれる

雪乃紗衣

息もつけない紅家編をご覧あれ！
吏部尚書・紅黎深解任の報で朝廷が騒然とする中、吏部侍郎・李絳攸の処分を検討するため、御史大獄が開かれた。絳攸を護るため必死な秀麗だけど、紅家の名に泥を塗られたと怒る紅姓官吏が一斉に出仕を拒否して……！？

結構な巻数になってきた彩雲国も、そろそろ物語の終わりを迎えそうな予感をさせながら、超展開になってきました…
どう転ぶのか、ハラハラな所で終わってます。悠舜様…！どうなるんだろうなぁほんとに…きっとハッピーエンドになってくれる、はず、と信じてる…。

この巻では清雅が大活躍☆って感じで、清雅好きな私にとってはとてもうれしかったです…！しかし、一気に皆が秀麗にデレ過ぎじゃなかっただろうか？と。いや、デレるべきだったとは思うんだけどさ…
清雅と秀麗の関係性が凄く好きだったのですが、清雅は秀麗がただの女であるならば興味をなくすだろう、みたいな記述があった反面、本気でないならキスなんてしても意味がないと思っているようで…矛盾しているようにも思えたのですが、そうではないのでしょうね。うんでも後者が若干私にはデレすぎのように感じてしまったのですよ…にやにやしたけど！すごく喜んでたけど！（笑）
葵長官もデレすぎだった気がします…でも、そこが良かっry

劉輝はまた可哀相な子でした…どんどん株が下がっていく…！秀麗にも、酷いことをしてしまうしかなくて。劉輝がもっとうまくやれれば事態も変わったかも知れないのに！っていうか、楽な方ばっかに逃げてんじゃねぇよお前王様だろ！？っていう気持ちにならないこともないといいますか…。今後の巻でもっと王らしいところを見せて欲しいなぁと思います。そんな形じゃなくて、ちゃんと秀麗を幸せにしてあげて欲しい。
しかしそれどころじゃない気もします…秀麗は大丈夫なのだろうか？
とにかくまた次の巻が待ち遠しいです。