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超個人的読書記録 ――時間のある時のみ感想も(ネタバレ注意!)
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身代わり伯爵の挑戦 (角川ビーンズ文庫)
清家未森

パン屋の後継者争いに破れ、うちひしがれるミレーユは、なりゆきでリヒャルトのために恋のショールを編むことに。しかし、編みかけのショール(もどき)を美形でナンパな怪盗に盗まれ怒り爆発!乙女の執念で怪盗捕縛に挑むミレーユは、シアラン王家にまつわる陰謀に(自ら)巻き込まれてしまい…!?かくして『身代わり伯爵』の恋と暴走の挑戦がはじまる!!いちゃいちゃ指数上昇中、胸キュン王道ファンタジー第3弾。

「あなただけです。他の人はいらない」

リヒャルト凄く頑張った…あんた、頑張ったよ…!
しかし、天然タラシ(もしくは確信犯)なせいで、普段とあまり変わらないっていう…普段からタラシだから、ここぞっていう時のセリフが決まらないんじゃないか!まぁ、ミレーユが鈍感だっていうのもありますけれどね…
そして進展はなし、と…不憫!
でもこのもどかしい感じが良いんじゃないかと思います。二人ともほんっと可愛すぎる!

ミレーユ幼馴染は予想通りな感じで…(笑)ただミレーユと結婚したい一心でパン修行に出たのか、本当にパン職人になりたかったのかが気になる所です。個人的には両方半々くらいであって欲しいなぁ。でも修行から帰って早々勝負を挑むってことは、相当本気ですよね。
今後ミレーユがどうなって行くかが非常に気になります。最後、意味深な感じで終わっちゃいましたし…

リヒャルトの件は薄々勘付いていたので、まぁ、ふーん…といった感じだったのですが、なんだかややっこしくなってきました。私の頭の中にある相関図の書き換えがおいつかない!(良くある事)

次の巻がすぐに読みたくなってしまいます。ビーンズのアタリは三作品だけ!と思っていた自分を罵ってやりたい!(笑)それ程に身代わり伯爵シリーズは私のツボです。


話は変わって、ずっと男性向けハーレムものと女性向け逆ハーものの違いについて考えていたのですが(どうでも良い事をいつでも真剣に考えている)、なんとなく答えが見えて来ました。ちょっと考えれば簡単な事だった気がします。セカイ系にしろ、男性向けのものは感情移入しやすいように主人公をより無個性に設定しがちというか…読者が投影しやすい作りになっているんだと思います。が、それを読んでも私はあまり面白くない!(好きな人すみません…)こんな男のどこがいいの?何でこの男じゃないと駄目なの?って考えがちらついて、純粋に楽しめない事が多いんですね。でも、逆ハーものは楽しめる。単純に私の性別の問題もあるとは思うんですが、それより他にもあると思うんです。つまり、女性向き逆ハーものの方が、主人公頑張ってる!(笑)ミレーユもそうだけど、本当に良い子だったり、頑張ってたりで、応援したくなっちゃうんですよね。それに比べてハーレムもの主人公の男共ときたら…(かなり偏見はいってます。本当にすみません)
女子の場合(というか私の場合)、物語の中に入って楽しむ訳ではないので、主人公が自分に近い必要も、無個性である必要もない気がします。そりゃ、共感できる部分がゼロだと読みにくいかも知れませんが。でも主人公の女の子があんまりなのに話の中で次々と男性に想いを寄せられていくと、イラッとします。反感買っちゃうんですね。その感情がこじれると嫉妬になるかと思います(流石にそこまでになるのは稀かと)。

何もない自分でもこんな風になれるかも!という風に楽しめないのが、私の敗因かなと思います。昔はそういった少女漫画の王道も楽しめたんだけどな…。今は主人公がちゃんと努力していたり良い子だったりしないと楽しく読めません。
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